人から褒められているのに、素直に喜べない理由とは?

みなさん、こんにちは。

友人や同僚から褒められたときって、どんな気持ちになりますか?

嬉しい気持ちになった方もいるでしょうが、もしかしたら「そんなことない」「私は本当にそれほどすごくない」と思ってしまう方もいるかもしれません。

そんなあなたは、自己肯定感や自己効力感が低いのかもしれませんね。

今日は、その「褒められているのに素直に喜べない」感情の背後にある心理について考えてみたいと思います。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、自分自身をどれだけ価値ある存在と感じているかという感情です。

自己肯定感が高い人は、自分の価値を信じており、他人からの褒め言葉を素直に受け入れることができます。

しかし、自己肯定感が低いと、自分を過小評価し、他人の褒め言葉を素直に受け入れられなくなります。

例えば、上司から「このプロジェクト、君のおかげで成功したよ」と言われた時を考えてみます。

自己肯定感が高い人は「ありがとう!自分の努力が認められて嬉しい!!」と感じることができます。

しかし、自己肯定感が低い人は「そんなことない、運が良かっただけ・・・」と感じてしまいます。

相手は、あなたのことを本心で誉めようとしてくれているのですから、素直に受け止めてもいいんですよ。

自己効力感とは?

自己効力感とは、特定の状況や課題に対して、自分が成功する能力を持っていると信じる感覚です。

自己効力感が高い人は、自分の行動や努力が結果につながると信じており、成功や褒め言葉を素直に受け入れることができます。

例えば、難しい仕事を終えた後に「よくやったね!」と言われたとき、

自己効力感が高い人は「自分の努力が実を結んだんだ!!」と感じます。

自己効力感が低い人は「たまたまうまくいっただけなんだけど・・・」と思ってしまうことがあります。

なぜ素直に喜べないのか?

褒められても素直に喜べない背景には、自己肯定感や自己効力感の低さが影響していることが多いです。

これらの感情が低いと、他人からの評価を正しく受け入れることができず、自分を過小評価する傾向があります。

1. 過去の経験

幼少期や学生時代に、褒められる経験が少なかったり、逆に批判や否定的なフィードバックが多かった場合、自己肯定感や自己効力感が低くなることがあります。

2. 他人と比較してしまう癖がある

他人と自分を常に比較し、他人の成功や能力と比べて自分が劣っていると感じることも、自己評価を低くする原因になります。

3. インポスター症候群

成功や達成を自分の実力ではなく、運や他人の助けと考える傾向があり、自分を「偽物」と感じてしまう現象です。これにより、褒め言葉を素直に受け入れることが難しくなります。

どうすれば素直に喜べるようになるのか?

1. 自己肯定感を高める

自分自身の価値を認めることが大切です。

自分自身がやってきたことで、どんな小さな小さな成功や努力でも、自分で自分を認めてあげましょう。

そして、自分を褒める習慣をつけましょう。

その日の日記を書いたり、感謝のリストを作成することも効果的ですよ。

2. 自己効力感を高める

過去の成功体験を振り返り、自分がどのようにしてそれを達成したのかを思い出すことが大切です。

また、新しい挑戦に取り組むことで、自分の能力に対する自信を深めることができますよ。

3. 素直に「ありがとう」と言ってみる

褒められたときに「ありがとう」と素直に言う練習をしましょう。

「ありがとう」と言って、受け入れることで、自分の価値を認識しやすくなりますよ。